腕時計には大きく分けて、3つのバンドがあります。
革、金属、シリコンの3つです。
金属バンドで気になるのは金属アレルギーのことですよね。
ステンレスバンドはニッケルを含んでいるから、金属アレルギーを起こしやすい
ステンレスは 鉄にニッケルとクロムを混ぜてできた合金鋼 です。
ステンレスはクロムを含むことで、鉄の周りに不動態皮膜という膜を作り出します。
この不動態皮膜が鉄が錆びるのを防いでくれます。
しかし、この 不動態皮膜は汗に弱い のです。
汗により、不動態皮膜が壊れ、中にあるニッケルもろとも流れ出します。
ニッケルが流れ出すことによって、金属アレルギーの方はかぶれなどのアレルギー症状を起こすことになるのです。
ステンレスとチタンの姻族アレルギーを引き起こすメカニズムは「腕時計の金属アレルギー対策はチタン素材を選んで解決!メカニズムは?」でご紹介しています。
塗るだけで不動態膜が溶けるのを防ぐ、メタルコーティング
不動態膜が汗に触れることで、ニッケルが流れ出すのなら、 バンドと腕が直接触れなければ、汗で不動態皮膜が壊れることもありません。
金属部分の上に塗ることで、 腕と腕時計のバンドが直接触れるのを防いでくれる製品 です。
金属の上にコーティングをするイメージですね。
腕時計の内側に塗ることで、この コーティングが皮膚と直接金属が触れるのを防ぎます。
すると、汗によってステンレスに不動態膜が壊れることがありません。
コーティング剤だから、腕時計がお気に入りのまま使える
腕時計と皮膚を直接触れさせない手段として、腕時計と手首の間に貼るシール という選択肢もあります。
しかし、使用していくうちにシールがボロボロになり、見た目が悪くなる ことも考えられます。
また、粘着面がお気に入りの腕時計に残ると、複雑ですよね。
その点コーティング剤であれば、コーティングが剥がれてきたことが見えづらく、腕時計の見た目を変えません。
見た目が変化しないので、腕時計のイメージを変える事なく腕につけることができます。
だから、外出時の服装に合わせやすく、腕時計のイメージを変えることなく装着することが可能です。
また、コーティング剤であれば薄いため、コマ数の調節も必要ありません。
今持っている腕時計をそのまま使えます。
腕時計はケースとバンドが同じ素材であることが多い
金属バンドの腕時計というのはケース(時計の部分)とバンドの部分が同じ金属で作られていることが多いです。
ケースがステンレスならば、バンドもステンレス。
ケースがチタンならば、バンドもチタンです。
金属アレルギーの場合は腕時計の素材にも気をつけて見てください。
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