SEIKO5(セイコーファイブ)は1万円代という機械式腕時計としては破格の値段でありながら、SEIKOブランド品質を保つ機械式腕時計です。
カジュアル、スポーティ、クラシックと様々なフェイスを持っているので自分好みデザインを選んで、セカンドウォッチとして使用するのアリです!
SEIKO5は国内の正規販売を終了していますが、並行輸入品として国内で購入する事が可能です。
SEIKO5はシンガポールや中国で時計の心臓部であるムーブメントを作り、中国の工場で組立を行うのが主流ですが、組立を日本で行うモデルもあります。
この記事では、SEIKO5の日本製と海外製の見分け方と私が感じた品質の違いをご紹介します。
日本製SEIKO5と海外製SEIKO5 3種類の見分け方
SEIKO5の見分け方は大きく分けて3種類あります。
2.バックル部分の”JAPAN”表記
3.裏スケルトン部分の”Made in Japan”表記
同じデザインのSEIKO5でも日本製・海外製があります。
日本製の場合、”Made in Japan”表記が一番の目安になります。
型番の”J”表記の有無
amazon等のネット販売を利用するのであれば、製造国を知る手がかりとなるのが型番に”J”があるかどうかです。
“J”表記があれば日本製である可能性が高いです。
ただし、国内正規販売が終了しているとお伝えした通りで、SEIKO5にSEIKO公式の販売口はありません。
もしかしたら、「型番の入力ミスがあって…」なんて事も考えられますし、”J”が無くても日本製のパターンもあります。
私が所有している2本のSEIKO5は両方日本製ですので型番を紹介します。(リンク先はそれぞれのレビュー記事です。)
・SEIKO5 SPORTS SARZ5 (”J”表記なし・日本製)
・SEIKO5 SPORTS SNZF17J1(”J”表記あり・日本製)
型番の”J”表記有無はあくまでも目安だと思ってください。
バックル部分の”JAPAN”表記
(写真左:SARZ005、写真右:SNZF17J1)
参考資料の写真を持っていませんが、日本製SEIKO5の場合ベルトのバックル部分にJAPAN表記があるモデルがあります。
写真の通り、私の保有しているモデルは日本製ですが、JAPAN表記がありません。
その為、バックル部分にJAPAN表記も見分け方の参考程度にした方が良いです。
裏スケルトン部分の”Made in Japan”表記
見分け方の大本命です。
日本製のSEIKO5は裏スケルトン部分に”Made in Japan”表記があります。
この見分け方が一番確実です。
実店舗で購入する場合はお店の人に確認するのも確実な一手です。
日本製SEIKO5と海外製SEIKO5 品質の違い
SEIKO5の日本製、海外製を分ける部分はケースの組立をどの国で行っているかです。
SEIKO5の組立の中心は中国で、一部を日本で組立ます。
何が言いたいか?中のムーブメントは同じなので、精度の差は気にしなくて良いという事です。
では、なぜ日本製は高価なのか?
1つはMade in Japanのブランド力。
そして、生産が少ない故のプレミア感です。
しかし、お店で試着させてもらい、品質の差を感じる部分はありましたのでご紹介します。
ベルト裏側の切削の滑らかさでは日本製がかなり有利
日本製と海外製のSEIKO5の違いは金属ベルトの場合、特に裏側に一番よく現れます。
日本製のSEIKO5のベルト裏はなめらかな仕上がりになっています。
海外製のSEIKO5は残念ながら、日本製ほど滑らかに仕上がっていません。
ベルトの切削は日本製の方がより綺麗に仕上がります。
職人さんの腕なのか、機械の扱いの違いなのかもしれません。
実店舗に行った時に一度、腕時計を振ってみてください。
海外製の多くはベルト部分が”カシャカシャ”がガサついた音がして、安っぽい印象を受けました。
日本製の多くはチャチではありますが安っぽい音はしませんでした。
ただし、ベルトを取り替える事を前提に購入する場合、気にかける必要はないでしょう。
品質が気になる場合は日本製のSEIKO5
品質が気になる場合は日本製のSEIKO5がオススメです。
腕時計をベルト裏側は装着している間、手首に長く触れますので違いはわかります。
また、スケルトンバックを見た時に「MADE IN JAPAN」が見たいという方は日本製を買うしかありません。
ちなみに私は日本製を買いました。
やはり、手首部分が気になったのと、MADE IN JAPANのロゴに負けました。
それと、本当は機械式のお試しで買ったSEIKO5でしたが愛着が湧いて、使い捨て感覚では使えなかったので、少し頑張ってよかったと思っています。
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