機械式腕時計

この記事は約4分で読めます。

腕時計には2つの駆動方式があります。
1つは電気の力を利用するクォーツ式の腕時計です。
もう1つはゼンマイの力を利用する機械式腕時計です。

このページではゼンマイの力を利用する機械式腕時計について解説します。

ゼンマイで動く、昔ながらの仕組み


機械式腕時計はゼンマイの力を利用します。
ゼンマイとはゼンマイ式バネのことで、
蚊取り線香のように渦を巻いたバネのことを指します。

機械式腕時計は竜頭(腕時計についている突起)を回したり、
腕時計を振ることでゼンマイバネ巻き上げ、バネを小さくします。

バネは小さくすると元の大きさに戻ろうとします。
機械式腕時計では、ゼンマイバネが元に戻ろうとする力を
動力として歯車を回して時を刻みます。

機械式腕時計のポイント:1

機械式腕時計はバネが元に戻る力を利用した腕時計

趣味性が高い


機械式腕時計は趣味性の高い腕時計になります。
もちろん、日常生活で使うにも申し分ありませんが、
ゼンマイを利用して歯車を回す。

この機械式腕時計ならではのメカニカルな部分に、
魅了される方が多いのです。

また、精密な機械部品を組み上げて作製される機械式腕時計は
どうしても高価格になりがちです。

そして、スイスやドイツなどの海外メーカーが
機械式腕時計を得意としている事もあり、
ブランド価値が付加されるので趣味の世界と捉えられるのです。

そのため、機械式腕時計は腕時計好きな方の趣味として
取り上げられることが多く、腕時計好きな方は、
機械式腕時計にはまっていくのです。

機械式腕時計のポイント:2

機械式腕時計は趣味の1つになる

一生モノの腕時計に


機械式腕時計は一生モノのアイテムとして扱われます。
名のあるメーカーの腕時計を一本持っていると
腕時計好きな方以外からも一目置かれる事もあります。

そして機械式腕時計が一生モノのアイテムとして扱われるのには大きな理由があります。
それは機械式腕時計をメーカーがフラッグシップモデルとして扱うことから、
腕時計の修理に必要な部品を残しておいてくれる可能性が高くなります。

すると、もしも腕時計が故障した時に部品を取り替えられるので、
男性の一生モノのアイテムとして認識されています。

機械式腕時計のポイント:3

一生モノのアイテムを身につけたい、こだわり派の人にオススメ

毎日使用するには手間がかかる

機械式腕時計はゼンマイが元に戻る力を利用しています。
そのため、ゼンマイが元に戻ってしまうと時計が動くための
動力がなくなり、時計が止まってしまいます。

ゼンマイを完全に巻き上げたとしても、
2日もすれば時計は止まってしまいます。

機械式腕時計を毎日使用するには、
ほとんど毎朝ゼンマイを巻き上げる必要があります。

また、クォーツ式腕時計と比較すると時間がズレやすいです。
クォーツ式の腕時計が月に約2秒の誤差を生じるのに対して
機械式腕時計は1日で約15秒の誤差が生じます。

機械式腕時計は精密な部品を利用して正確さを追求していますが、
残念ながら現代の技術であっても誤差が生じます。
そして、高価な機械式腕時計であっても誤差は生じてしまうのです。

機械式腕時計のポイント:4

毎日の使用を煩わしくなるときも‥

数年に一度、修理に出す必要がある

機械式腕時計は正確に時を刻むために精密な部品が使用されています。
しかし、機械部品を使用するということは物理的な消耗が発生します。

消耗により、腕時計の時刻がずれるのを防ぐために
機械式腕時計は数年に一度の大修理=オーバーホールを行う必要があります。
だいたい2~5年の間に一度行います。

このオーバーホールの代金だけでも新しい腕時計が購入できるような場合もあります。
費用はメーカーによって異なりますが5~8万円必要になります。
また、修理期間中はもちろんその腕時計は身に付けられません。

機械式腕時計のポイント:5

数年に一度大規模修理=オーバーホールが必要

手間のかかる子は可愛い

機械式腕時計の特徴はおおよそ掴んでいただけたのではないでしょうか。
毎日の使用に手間がかかると感じるかもしれませんが、
毎日お気に入りの腕時計に時間を割くことができるというのも
楽しい時間です。

時刻を合わせる、
ゼンマイを巻く、
こういった場面が似合う男性になりたいですね。

機械式腕時計のポイント:まとめ

機械式腕時計は手塩にかけて育てる相棒

タイトルとURLをコピーしました