【腕時計】メタルバンドの選び方!チタンとステンレスの違いを解説!!

バンド
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メタルバンドの腕時計は、ビジネスにもカジュアルにも合わせ易く人気です。

一般に腕時計に使用される素材には 「ステンレス」「チタン」 があります。

この記事では、「ステンレス」と「チタン」の違いを解説 します。

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チタンとステンレスの比較表

ステンレス 素材 チタン
重い(比重:7.7~7.9g/cm3 重量 軽い(比重:4.4~4.5g/cm3
金属アレルギー
◯(187HV) 硬さ(傷つきにくさ) △(110〜150HV)
表面の光沢
耐食性
耐塩性

ステンレスよりチタンが優れている点

チタン製の腕時計が商用に販売されたのは1970年頃のことです。

発売当初は、高級腕時計やスポーツウォッチといった限られたモデル展開でした。

そして、19871年にシチズンから先端技術が詰まった「アテッサ」シリーズが販売されました。

チタンは腕時計に使用された歴史は浅いですが、ステンレスを上回る機能性を持った素材です。

ステンレスより40%も軽いから、疲れにくい

ステンレスとチタンの大きな違いは重さです。

ステンレスの比重が7.7~7.9g/cm3 なのに対し、チタンは4.4~4.5g/cm3 とステンレスの約60%しかありません。

腕時計は、1日中着けている事が多いので、時計の重さは付け心地を決める重要なポイントになります。

一度、チタンの腕時計を使用すると ステンレスバンドの腕時計を「重い!」 と感じてしまいます。

金属アレルギーを引き起こしにくい

金属アレルギーを引き起こす代表的な物質に「ニッケル」「クロム」「コバルト」があります。

ステンレスは「鉄」に「クロム」と「ニッケル」を混ぜた合金 です。

その為、金属アレルギーの方はアレルギー反応を示す事があります。

対して、腕時計に使用される チタンはアレルギー反応を起こしにくい金属 の1つです。

人工関節や、インプラントなどの医療分野に使用されるほど生体適合性が高く、人体に優しい素材です。

ステンレスとチタンの金属アレルギーについては「腕時計の金属アレルギー対策はチタン素材を選んで解決!メカニズムは?」でご紹介しています。

耐塩性に優れているから、錆びにくい

ステンレスは塩水に弱い です。

海の近くで錆び付いた自転車を見た事がある人もいるでしょう。

塩水に弱いということは、汗にも弱いということです。

そのため、お手入れを怠ると腕時計に錆びが生じてしまう原因にもなります。

ステンレスに比べて チタンは不動態皮膜が厚く、下地の金属を守る効果が高く錆びにくい 特性を持っています。

おすすめのチタン腕時計

管理人がおすすめするチタン腕時計は「アストロン」「アテッサ」「オシアナス」です。

どれもセイコー、シチズン、カシオが注力しているモデルで、電波ソーラーで日常使いに適しています。

個人的に好きなのがアテッサのデザインで、嫌味なくつけられるのが気に入っています。

セイコー:アストロン


シチズン:アテッサ

カシオ:オシアナス
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OCEANUS(オシアナス)
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腕時計選びに迷ったら、この3シリーズから選んでおけば問題ないです。

チタンよりステンレスが優れている点

ステンレスほど、身近で便利な金属はないのではないでしょうか?

水回りに使用される製品には、ほぼ確実にステンレスが使用されています。

腕時計もその例外ではなく、ロレックスなどの高級腕時計もケースやバンドにステンレスを採用しています。

金属光沢が綺麗で高級感がある

ステンレスは金属光沢が美しい金属 の1つです。

最近ではiPhoneのフレームに採用されており、強度と美観を兼ね備えた素材という事は間違いありません。

高級腕時計になるほど、合金の配合を調整して各社オリジナルのステンレスを採用 しています。

国産時計の雄、グランドセイコーも外装部分にステンレスを採用しています。

チタンより硬いから傷が付きにくい

ステンレスはチタンよりも硬度が高い です。

素材が硬ければ硬いほど、 傷が付きにくい です。

ダイヤモンドなどが良い例ですね。

ステンレスに比べて柔らかい チタンは表面処理技術で、表面硬度を確保 しています。

コーティングを施す事で、硬度は確保できますが美しい鏡面を出す事が難しくなります。

金属本来の光沢を生かす という点でステンレスはチタンよりも優れています。

低価格から高級モデルまで種類が多彩

ステンレスは チタンに比べて安価 です。

高級機に使用されるステンレスはまた別物ですが、一般にチタンほど高価ではありません。

腕時計メーカーはもちろん、ファッションブランドが手がけたカジュアルウォッチに採用される事が多いので、 自分の好きなデザインを見つけやすい です。

本格的な機械式腕時計に踏み出してみてもステンレス素材の腕時計は多いです。

チタンと比べると、ステンレスは人類と長い付き合いですので、加工方法も確立され 精度の高い加工や、緻密な装飾ができる のもポイントです。

おすすめのステンレス腕時計

ステンレスの腕時計は数が多すぎますので、大手三社(セイコー、シチズン、カシオ)のステンレスモデルをご紹介します。

セイコー:ブライツ


シチズン:CITIZEN コレクション

カシオ:エディフィス
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EDIFICE(エディフィス)
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ブライツにはチタンモデルもあります!

まとめ 素材選びも腕時計選び

腕時計選び、楽しいですよね。

管理人はチタン腕時計をもっぱら使用しています。

やっぱり軽くて、付け心地が良いんですよね。

日本メーカーだとチタン素材の腕時計が多いので、結構選べますしね。

カジュアルウォッチではなく”本物志向”の時計を購入する場合は素材も気にしています。

おまけ 参考資料

この記事は2冊の本を参考に記載しました。

大学の研究を少し思い出して面白かったです。

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